世界一長い5分間をプレイした感想
よかった点
素晴らしいサウンドトラック
全編素敵なサウンドトラックが印象的です。ボス戦や感動的なイベントシーンなどゲームをとても盛り上げてくれます。
2Dドットで描かれる世界
数は多くないが、魅力的な街、色々なダンジョンが描かれています。隅々まで探索したくなります。ダンジョンの仕掛けも難しすぎない。
サクサク進むRPGパート
戦闘によるレベルアップが必要ないため、テンポよく次へ次へと進みます。クエストによる思い出補正レベルアップも煩わしく感じない。
親切システム
いつでもセーブできたり、いつでも好きなチャプターに移行できる。ちょっと親切すぎるかも。
魅力的なキャラクターとストーリー
2Dドット絵で描かれるキャラクターだが、とても表情豊かで魅力的。ストーリーも後半に向かうにつれ、どんどん盛り上がっていく素晴らしい展開。テキストのセンスもとてもよく感じられる。
残念だった点
中盤以降の広いダンジョンではエンカウント率の高さがうっとうしく感じられる。ある魔法を使うことによってエンカウントしなくなるが、少し歯切れが悪い印象。
人によるかもしれないが、若干ボリューム不足に感じるかもしれない。普通のRPG、普通のADVを期待すると物足りない。
モンスターのデザインが微妙。チープすぎる。
まとめ
過度な期待はせずに購入しましたが、とても素晴らしい作品です。
全体的に難易度は低め、システムも親切すぎる為、どなたでもクリアできるでしょう。普通のRPGとしての作品だったならとてもがっかりしていたと思います。
歯応えのあるゲームを期待してはいけません。中盤以降のダンジョンが広くエンカウント率が高いとはいえ、ファミコン時代のドラクエ、FFをクリアしてきた人にとってはちっとも難しくはありません。システム全体が親切な為、ちょっとテンポが悪いかなってくらいです。
勇者と幼馴染みの友達が共に魔王を倒す旅に出るベタなストーリー、ラスボス戦を前に記憶喪失になるという設定、ラスボス戦から始まり少しずつ記憶を辿るRPGパートとADV形式で魔王倒すという一風変わったシステムが上手く絡み、プレイヤーをエンディングへと導きます。
終盤の展開はとても熱く感動的です。
ファミコン世代からゲームを知ってる大人に是非プレイして欲しいゲームです。