ファイアーエムブレム 覚醒をプレイした感想
よかった点
初心者に優しい。
・ワールドマップの遭遇戦
・高い成長率
・いつでも見返せるチュートリアル
・カジュアルシステムによる手頃さ
残念だった点
ストーリーが最悪
・歴代FEの中では、ifに次ぐひどいストーリー
・主人公が、マイユニット、ヒロインのせいで、存在感が絶望的。
=特にマイユニットが、ストーリーに絡みすぎている
・王族の中で話が進んでしまい、一般人のことがほとんど触れられていない
・過去作品にはあった章開始時のマップを使っての説明がなくなり、ストーリーの深い理解が進まない
戦闘アニメがひどい
・戦闘シーンに、いちいちカットインが はいるため、無駄に長くなりがち
・キャラの攻撃時のモーションが雑
難易度調整が悪い
・ノーマル、ハードはクラシックでも簡単すぎてつまらない
・ルナティックは完全な無双ゲー。本来のFEらしい、複数のキャラを育て、特徴を活かした役割分担をする必要が無い。また、それが出来ない。
・ルナティック+は、敵の能力を吟味する必要がある
=敵のスキルがズルすぎる(スキルでの強引な難易度調整)
支援会話がひどい
・本来、キャラの設定などを知り、ストーリーにさらなる深みを持たせるための支援会話が、結婚のためのシステムとなり、それにより、支援会話の内容が、無理矢理結婚させるための、薄っぺらいものになった。
・何人とでも支援が結べるため、誰と支援を結ぶかといった考えや、全ての支援会話を見るための何週にも及ぶやり込みがなくなってしまった。
・支援の成立が早いため、支援させたいキャラ同士を隣接させながら上手に進軍する必要が無くなり、考えることが減った
マップが悪い
・複雑な地形が無く、攻略が単調になるので、戦略ゲーとしての面白みが無くなっている
・AIが単純すぎるため、敵の行動の予測が簡単すぎる
・外伝が、ストーリー進行度によっての難易度調整がされていないため、やるタイミングによっては、極端に簡単なボーナスステージになったり、到底クリアできないステージになったりしてしまっている。
運要素が多すぎる
・このゲームで始めて出来たデュアルというシステムにより、運ゲーになってしまった
・確率発動のスキルを何個も覚えられるせいで、スキルの発動にも運要素が絡みすぎている
キャラの個性が失われた
・チェンジプラフというアイテムおよび、全員の成長率が高いせいで、誰でも強くなれる&色々な職業になれるせいで、「このキャラ好きだけど弱くて使えない」「弱くて使いにくいけど、この職業を育てていないとあとで大変だから育てないといけない」「このキャラ嫌いだけど攻略のためには使わざるを得ない」などと言った自分の中での葛藤がなくならり、強さ基準でのキャラの個性が無くなった
・支援会話が薄っぺらくなったせいで、キャラごとの細かい設定が減ってしまった
まとめ
以上の点から、この作品は、歴代FEで1番の駄作であり、あまりオススメはできない。他のFEをやったほうが、この作品の何倍もも楽しめるだろう。
特に、FEの過去作をやったことがある人はこのゲームをやるとマップ、ゲームシステム共に非常にがっかりすると思うので、買う必要性は皆無。一方で、初心者には優しいので、始めてFEをやる人にはいいかもしれない。ただし、その場合も、ストーリーは全てスキップすることを推奨する。