ぶいふぇべうふ

昔プレイしたゲームだったりの感想をかいてます。

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICEをプレイした感想

よかった点

・何度も試行錯誤したであろう、完璧に調整された難易度
・一度気づけば攻略しやすくなる設計
・敵から得たノウハウを他の敵でも使える点
・世界観と盛り上がる音楽
・忍殺を決めたときのカタルシス
・トロフィーで自慢できる

残念だった点

・良くも悪くも排他的な印象
・ゲームクリアまでに時間がかかる(人による)

まとめ

発売日に購入して1ヶ月以上経った今、漸くクリア出来ました。

今まで数あるゲームをプレイしてきましたが、これ程まで難しかった(理不尽ではない)ゲームは数える程しかありません。
獲得トロフィーを見たところ、通常エンドでも19%、とあるエンドでは10%と一月以上経った今でもクリア率から難しさが分かります。

しかし、ただの理不尽ゲーではないと断言出来ます。

このゲームは、如何にして「学んで」攻略するかが鍵となっていて、プレイヤーに幾つもの気付きを一つ一つの行動に紐づけています。
「攻撃している感覚」「攻撃されている感覚」を死にながら繰り返し覚えていくことで、確実に攻略できるよう完璧な調整がなされているからです。

それを証明付ける顕著なもの、その一つが「音」です。
自分が攻撃を繰り出したら弾かれるのがデフォですが、弾かれる音で、一つ決定的に違う音があります。その音を覚えれば相手が反撃をしてくるタイミングがほぼわかってしまいます。
これを知ってか知らずかでは難易度は天地の差と言えます。
気付きの一つですね。

たくさんありますが、もう一つ。それが「忍具を攻撃手段として使わない」です。
例外を除き、忍具の立ち位置は補助的なもので、一部の相手を簡単に倒すための「キッカケ」を作るというのが、ことこのゲームにおいての忍具の立ち位置です。例外もありますが。

これを念頭に置いておけば、相手の動きから気付きを得やすくなります。そして、防御手段として、また反撃手段として忍具を適切なタイミングで繰り出せるようになってきたら、いよいよ強敵との向かい方がわかるように設計されています。

他にもありますが、全角5000文字までと決まっているので2つ、自分の感じた点を書きました。
これらを知り、そして実践し、PDCAを繰り返せば様々な攻略方法が見つかります。
どうしても見つけきれない場合は、youtubeで猛者がいろいろな攻略を紹介していますので。

どの敵も一筋縄では行かず、「死亡回数が難しさや理不尽さを定義」するならこのゲームは難しいし理不尽と言えるでしょう。しかしながら、ちょっとした閃きや気付き、そして繰り返しながらも、少しずつ前進すれば攻略できるこのゲームは決して設計ミスなどではなく完璧に調整された証明でもあります。
「気付き」こそが攻略であるという強いメッセージ性を受け取ることができるはずです。
それがセキロの魅力ですね。

ここまで書きましたが、流石に自分が40以上の年齢なら難しいというより達成困難なレベルだったかもしれません。
それほどの集中力と状況判断を一瞬でやらないといけないときもあるので…。

私は一月ほどでクリアでしたが、(早い人は数日でクリア)もしかしたら何年もやれば、行けるかもしれません。
体に無理に覚えさせればおばあちゃんでもテトリスがプロになりますから。

それくらいの年齢で数日でクリアできると思って購入されると、相当上手な方でない限り、痛い目を見ます。
必ずそれなりの時間を覚悟してプレイすることです。

しかしながら、それはゲームという範疇を超えそうな気がしますので、何かしらの救済処置があればより他の年齢層に強いアピールと継続プレイの動機づけを与えられたのかもしれないなと思うと惜しい気がします。

この素晴らしいゲームを最後までプレイできる救済処置があれば、クリアまで行けなかった80%の方々にも及第点をいただけたかもしれません。
媚びないのはフロムらしいですが。